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 福島第1原発 私たちの業務でも起こりえる事態
H23.04.4(月)
残念な結果となりましたが、私たちの業務においても
起こりえる事態です。

「福島第1原発東電社員、2人死亡 地震直後不明 津波警報中、なぜ地下へ」

 東京電力は3日、福島第1原発で東日本大震災の発生直後から行方不明になっていた男性社員2人の死亡を確認したと発表した。同原発で震災の犠牲者が確認されたのは初めて。2人は4号機の発電用タービン建屋地下の調査に向かい、津波に巻き込まれたと見られている。大津波警報は出ていたはずだが、なぜ地下の現場に向かったのか。東電は「事実関係は調査中」と述べるにとどめている。

 東電によると、亡くなったのは小久保和彦さん(24)と寺島祥希(よしき)さん(21)。2人は定期検査中の4号機で、電源の操作などを担当。地震発生時は中央制御室にいたが、その後、連絡が取れなくなり、東電が捜索を続けていた。

 タービン建屋地下1階は全域に放射性物質で汚染された水がたまり、3月24日時点の水深は約80センチ。東電は17~26日、汚染水の一部を「復水器逆洗弁ピット」と呼ばれるタンクへ排水していた。2人の遺体が発見されたのは30日午後。1人は水面に浮いている状態で、もう1人は水のない場所で発見された。東電は排水や遺体発見の事実をこれまで公表していなかった。

 遺体は翌31日に運び出されて除染作業を行い、4月2日に死亡確認と家族との対面が行われたという。

 東電によると、死亡推定時刻は3月11日午後4時ごろ。死因は多発性外傷による出血性ショックで、津波に巻き込まれて死亡した可能性が高い。気象庁は同日午後2時49分に福島県などに大津波警報を発令しているが、この情報が2人に届いたかどうかは未確認だ。

 東電福島事務所によると、一般的に地震発生時には、震度に応じて発電所内をパトロールする業務があるという。2人の当日の行動について、東電は3日の会見で「事実関係は調査中」と繰り返した。

         産経新聞 4月4日(月)17時56分配信記事参照



 ここでは「なぜ、地下室に向かったのか?」と、疑問を呈していますが、責任感のある要員なら、電源関係各所を一つでも多く点検・確認しようとするのが無意識(当然)の行動です。

 大津波の情報が届いていても、この2名は、タービン建屋の地下室の関係機器を点検するため向かったはずです。

 なぜなら浸水等で電源関係機器がダウンした場合を想定したに違いないはずです。・・・それが「プロの意識と行動」ですから。

 紙面では疑問点として、大津波警報が出されている中に・・・地下室に向かうことを暗に指摘していると共に、大津波警報の情報が届いていたのか?と疑問を投げかけていますが、今後の調査の結果を待つしかない。

 東電側の調査により、適正な結果報告をお願いしたいと思います。
また、遺族関係者等に十分配慮した対処がなされるよう切望いたします。

以上



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